ピルと聞くと、心無い人は「性にだらしがない」等という印象を持つ方もいらっしゃいますが、女性がピルを使うのは自分を守るためであり生理のリズムを整えたりするために使用します。ピルについての正確な知識を持つことで誤解を無くしましょう。

ピルの働きと中絶手術について

ピルに含まれているのは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)です。少量の女性ホルモンを外部から投与することで、卵胞の成熟を止めて避妊させます。
卵胞を形成させるためには、まずは脳の視床下部からホルモンが発せられます。何段階かを経て、卵巣が刺激されます。これがシグナルとなり、卵胞が成熟していきます。
ある程度まで卵胞が成熟すると、この情報を脳に伝えるためにエストロゲンが分泌されます。すると卵胞の成熟がストップします。
すると今度は排卵を促して、プロゲステロンが生成されます。これにより、子宮内膜が厚くなり、着床の環境が整っていきます。
ここでピルを投与すると、「エストロゲンやプロゲステロンが存在する」と脳が勘違いします。つまり、「すでに卵胞が成熟した」と勘違いするということです。これにより、卵胞の成熟がストップして避妊が成立します。
この作用を利用して、排卵抑制作用や子宮内膜の増殖抑制作用、子宮の収縮抑制作用、などを得ることができます。結果として、月経困難症(生理痛)が緩和されるメリットが発生します。
望まない妊娠をしてしまったときの避妊手段としてピルを使うだけではなく、女性特有の月経困難症や子宮内膜症などの疾患を和らげる働きがあります。
避妊方法として、ピルが間に合わなかった場合(72時間以降)には中絶手術を受ける手段があります。
退治が母体外で生きて行くことが不可能な時期に、人工的に流産させることを指します。
中絶が可能なのは、妊娠21週6日までです。妊娠初期の妊娠11週6日までの中絶は、ほとんどの病院が手術を採用しています。手術に最も適した時期としては、妊娠6〜9週だとされています。